沖縄いろは会 上間弘子の「ホッと」コラム

結納はご両家の縁組の
大切な一歩です。



　結納とは日本ならではの伝統的な婚約の儀式です。両家が新しい絆で結ばれたことを祝い、婿側が誠意と敬意を形に表した様々な品物を嫁側の両親に納めることにより婚礼の約束を正式なものとする儀式です。
　 礼を重んじる日本人の心と美意識から生まれた美しく大切な儀式です。





（Ｑ１） 結納の日時はいつが最適ですか？

　結納は、両家にとって大切な席です。ご両家がよく話し合って悔いを残さないようにしたいものです。

結納の時刻は、基本的にはお祝い事は午前中に納めることが多いようですが、ここ沖縄では干潮、満潮を気にするようです。どうぞご両家とよく話し合い、お互いにスムーズに進めるためにも女性側のお支度や準備の時間も考慮してあげるとよいでしょう。

（Ｑ２） 結納式当日の装いは？

　装いは、両家がバラバラにならないよう基本的には男性側のお母様に伺いをたて、当日気まずい思いをしないためにも、お互いの格を合わせておきましょう。

男性本人の服装は？	紺かグレーのダークスーツが一般的です。年齢が少し高いと落ち着いた感じでブラックスーツでも構いません。
女性本人の服装は？	和装の場合は振袖か訪問着、また洋装なら無地の中間色のワンピースがよいでしょう。
ご両親の服装は？	基本的には、準礼装か略礼装でよいでしょう。 和装ならば訪問着以上で袋帯。

（Ｑ３） 家族書と親族書はどうしたらよいですか？

家族書と親族書・・・・・お互いの家族や親族との関係を知るためにもご両家で家族書と親族書は交換しましょう。

（Ｑ４）結納返しはしたほうがよいのでしょうか？

引き出結納（＝結納返し）は、女性側の親の心づかいです。

男性側が「結構です。どうぞ、気になさらないで。」 とおっしゃっても、きちんとけじめはつけたいものです。